自己血糖測定
体のだるさ、頻尿、体重の減少、異常なのどの渇きが急に
体のだるさ、頻尿、体重の減少、異常なのどの渇きが急に感じたのは今年(平成13年)の8月からで、それまでは血糖値という言葉がこんなに身近に感じる事もなく、日々を過ごしておりました。

 私は33歳の輸入商品を扱う会社に勤めているサラリーマンで、体重こそ100kg近くありましたが年に1度受ける成人病予防の健康診断でも血糖値においては、それ程心配する様な数値は出ていませんでした。

ところが、急に前述した症状が見られ、1週間に67kgも体重が減少し、これはおかしいなと思い、近所の内科で診てもらい、数日後の血液検査の結果から「あなたの血糖値が722もあるので糖尿病の専門医に診てもらいなさい」と言われました。その時点で、私の体のだるさは相当なもので歩くのがやっとという状態になっていました。

 インターネットで今現在お世話になっている松葉医院を見つけ、その日のうちに診察して頂いたのですが、その時の、松葉先生の深刻な顔はいまだに忘れる事ができません。その深刻な表情で「今日から2ヶ月ぐらい入院できる?」と聞かれたので、今まで病気とは無縁だった私の受けたショックはかなりのものでしたし、仕事も急に2ヶ月も休むこともできず、入院以外の処置方法を尋ねたところ、「自分でインシュリン注射をうてる?」と言われ、これ以外の方法は無さそうだと判断し、その日の夕食からインシュリン注射をうつ事になりました。

 病院からは注射セットと同時に自己血糖測定器も貸与され、何度か注射をうち、血糖値を測定していくうちに『血糖値をコントロールする為に注射をうつ』という事を体で理解しました。こうして、私の血糖コントロール作業が始まったのです。当然、血糖をコントロールする為には測定器は欠かせない物となり、初期の頃は測った数値を毎日、Eメール(パソコン)で松葉先生へ報告し、指導を受けておりました。栄養士の先生や運動指導の先生からのアドバイスを基に自分に合った食事の取り方や、どの運動がその時の自分に適しているかも測定した数値から判断しました。その結果、8月末から始まった血糖コントロールも当初は300〜600で推移していた数値が3ヶ月後の今では80〜120で安定しております。

この数値の変動は私にとって大きな励みになり、これからも血糖をコントロールし続ける為に自己血糖測定は大変重要な事だと思っております。また、血糖値の安定化だけでなく100kg近くあった体重の減少も大きな励みになりました。これは食事療法と運動療法とで15kg近くまで減少しております。食事療法については、妻の絶大なる協力によるもので1日1600キロカロリーの食事量でかつバランスの良い食事の取り方を身に付ける事ができました。こればかりは、自分だけでは限界があり、家族や会社の方々の理解によって支えられた面が多々あります。運動療法については、万歩計を身に付ける事を習慣にする事により、1日の運動量を管理する事ができる様になりました。発症前の体重を考えれば自分がいかに楽な道を歩んで来たかがわかり、運動不足の解消法として指導頂いたのが、毎日の通勤時間を工夫したウォーキングをするという事と昼休みの残り時間でウォーキングするという事です。とにかく歩くという事が1番手っ取り早いので1日どれ位歩いたかを確認し管理する為には万歩計が必要で、慣れてくると、腕時計をする感覚で身に付ける事ができる様になりました。それに加えて2年前に購入していたエアロバイクを毎日15分〜20分こぐ事と、軽い筋力トレーニングを日課にしています。

 血糖コントロール、食事の量とバランスの取り方、運動による体重のコントロール、いずれにしても、自己管理という事になります。この病気については自己管理が大切であると認識し、管理の仕方については、自分に合ったやり方を考え、松葉先生や栄養士の先生、運動指導の先生に相談しアドバイスを頂き、それを基に組み立てて行く事だと思います。今現在、私は体調がとても良く、さらにステップアップした自己管理の仕方を考えております。                

使わない!
 私が社内の健康診断で尿糖に異常が出始めたのが、今から15年前で、それ以来、?型糖尿病患者として長い闘いが始まりました。

 この十五年間を五年単位で振り返ると、最初の五年は、まだまだ何とかなるだろうと思っていた境界時期、次の五年間は、これはやばいなと感じ始めた初期の糖尿病、最後の五年間は長く生涯の付合いと決心した糖尿病でした。これらの区分に合わせて、私の糖尿病に対する、自己管理の取り組み方も変わってきました。

 最初は、この病気に対して余りにも考え方が甘く、尿糖値がプラス1でも、血糖値が少し高くても、そんなには問題はないだろうと管理すら他人事のように、自分の頭の片隅にある程度でした。それが、毎年の健康診断結果が具体的数値でトレンド表示されて行くに従って、自分自身で管理できる最低限の体重値・尿糖値・血糖値・ヘモグロビンA1Cはデータ化しなければならないと考えました。

 特に血糖値は、毎月の通院時の測定データは勿論の事ですが、自分自身で採血し、測定可能なので自己管理しようと決心しました。

 自己測定から管理までを個人で実施する訳ですから、測定器具の費用・測定チップ代金等の問題等も当然発生しました。測定器具に関しては、先生の御好意で無償にて貸して頂き、チップ代だけの出費で経済的にも非常に助かりました。

 この自己血糖測定を実施する上での利点は

 1、時間と場所にあまり制限されない。

 2、食事内容により血糖上昇値が判る。

 3、自分の体調との関係が大体判る。

しかし、欠点として、採血時の多少の痛みと器具の廃棄が必要な事だけです。

 自己血糖測定を開始して5年が経過しますが、開始当初は週一回の空腹時測定以外は、測定回数・時間はあまり気にしないでランダムに測定していました。3年前、新薬の治験に参加する機会があり、半年間を指示された、  方法で実施しました。それ以来私は、測定時間・食事内容・体調で血糖値をある程度予測する事が可能となり、不要な測定を省略しました。

 次に、採取したデータは膨大な量となるので、測定時はすぐSMBGノートに“メモ”、当日の内にパソコンに“入力”して管理する事を最低限の処理項目と決めました。

更に、データの活用方法は、空腹時及び食後2時間の血糖値、A1Cのグラフ化で月間と年間の変化を、また、運動との関係、食事時間

と測定時間等を詳細に月間単位で記録して、血糖値の変化状況を知る事ができました。

 しかし、これらは全て自己採血・測定が基本です。私も生涯、自己血糖測定が続くと考えますが、要望として、将来の技術革新で無採血で測定が可能になる事を期待します。

私は40歳
1. 私は、現在40歳。仕事はコンピュータ関連のコンサルタントをしています。大学卒業後、今の会社に勤めて、休日出勤、徹夜、出張、接待と随分無理をしてきました。食べる事も、お酒を飲むことも好きで、おかげで胃や肝臓は休まる日が無いほど。体重も入社時から25キロ以上増え、100キロを下回ることがなくなりました。

 去年の春、会社の健康診断で血糖値が高くなっていることを知り、紹介で松葉医院を訪れました。血糖値は、食後2時間後で150くらいだったと思います。この時からきちんとした生活習慣を心がければ良かったのですが、それからしばらくして仕事が忙しくなりついつい不規則がちになりました。そして年の瀬も迫った12月。その頃は3日、4日の徹夜は当たり前という状態になっており、精神的にも体力的にも疲れきっていました。そして遂に、体が崩壊しはじめたのです。体重は少しずつ減り、常に喉が渇いた状態。トイレには30分に1度の割合で行き、夜は眠れない状態が続きました。その上、歯茎が痛んで治療しても、なかなか直らない。あるいは、白眼の部分が真っ赤に鮮血する等。何かおかしいと感じるも、原因が全く分かりません。

 そんな時、ふっと、何かに導かれるように訪れたのが、松葉医院でした。そこで、先生に言われたのが、「血糖値が530もある。これでは、いつ倒れても不思議じゃない!」 私はびっくりしました。まさか、そんな事態になっているとは。

 それからは必死になって、先生の言う事を聞き、治療に励みました。治療といっても、薬を使うのではなく、食事療法と運動療法のみです。

特に食事療法は、和食を中心に1600キロカロリー制限を守り、運動は、通勤時に駅まで自転車やバスを使うのを止め、徒歩にしました。昼休みも食後は、なるべく連続して20分以上早歩きを続ける。

また、松葉医院のご好意により、血糖値の携帯測定器を貸していただき、1日に6回測るようにしました。また、これらを、パソコンの表計算ソフトを使って、自己管理の徹底を行いました。

その成果もあり、2週間で血糖値が300以下に、1ヶ月で血糖値が200台前半に、3ヶ月後には血糖値が100台をキープできるようになりました。

ここまで良くなれたのは、自分の努力もありますが、ずっと支えてくれた、松葉先生、食事療法や運動療法の先生方、低カロリー食を毎日作ってくれた妻、いろいろなアドバイスをいただいた会社の健康管理室のスタッフ、それに体を気づかってくれた会社の仲間。多くの方達のおかげだと思っています。

現在でも、携帯測定器は欠かすことなく、1日に1、2回測って、その日の調子を見ます。これから先、糖尿病そのものは治らないかもしれませんが、それを理解した上で自己管理をしっかりして、これ以上悪くならないような生活を続けたいと思います。

<<メニューへ戻る